看護師サバイバル日記

元・万年主任が看護師の自己啓発、スキルアップそしてサバイバルについてホンネで語ることを目的にしたブログです

アラフィフナースが転職サイトに登録してみた

こんにちは! 医療カイゼン委員会です。

 

前回書いたように最近は転職も視野に入れています。

まずはAction!

登録してみましたよ、転職サイト。

 

はてさてどんなもんでしょう。

 

やっぱりひとつだと心配なので、

 

比較のためにも

 

いわゆる“あいみつ(相見積もり)”を取るカンジで、

とりあえず2社に登録。

 

すぐに返事が来て、即面会アポ。

お休みの日に時間をずらして会ってきました。

一方はクオカードくれました。

 

どちらもサクサク仕事です。

 

これまでの職務経歴書を見せて、

とりあえず、こちらの希望を伝えてみます。

 

・日勤中心(もう夜勤はカラダが辛い)

かつ

・夕診のないところ(夕方は5時か6時に終わるところ)

 

そんなクリニックあるいは健診センターなど希望してみました。

 

すると翌日から次々とメールがやってきます。

 

これでもし3社目も登録していたら、

きっとメールに目を通せないくらいになりそう。

とにかく

グイグイ勢いがスゴイです。

 

今年4月6日の日経新聞にも

看護師転職紹介が過熱、なんて記事が出てました。

 

今年3月末の厚生労働省の発表によると

2015年度の看護師を取り扱う有料職業紹介事業所の

紹介手数料総額は約329億円。

前年度比約12%増の右肩上がり。

 

www.mhlw.go.jp

 

2015年でこの数字だから、

今はもっと伸びてるんじゃないかな。

これってスゴイ額ですよね。

参考までに調べてみると、

わたしの大好きなポテチの湖池屋さんは

2017年6月期の年間売上高約300億円みたい。

 

ここで

転職サイトの仕組みって、どんなカンジなのか

振り返ってみます。

 

転職サイトの売り上げは

ナース一人につき、

その年収の20%前後というのが相場みたい。

 

正社員の場合、ざっくり平均年収500万円として、

採用する病院・クリニックは100万円を

手数料として転職サイトに支払うわけです。

パートならその半額くらいが目安。

あまりにバッサリですが、

それが“現実のわたし”という商品の値段

 

さて、仕入れ費用は

クオカード1000円分。

(もう一方の会社の仕入れ費用はコーヒー代)

つまり商品(=わたし)の仕入れ費用は

ほとんどタダ。

だってわたし自らサイトにアクセスして登録したんだから。

 

ということで、

わたしをどこかに転職させれば、

その会社は収益が上がるワケよね。

転職サイトの担当コンサルタントさんは、

わたしの転職活動をサポートする手間がかかります。

なので、

もしライバル会社で転職決定したら、

担当コンサルタントのタダ働きになっちゃう。

 

今回の場合、

どちらの会社が“わたし”という商品を

速やかに売りさばけるか、それもできるだけ高値で、

ということになります。

 

ちなみに、

もしもすぐに退職した場合、

1週間以内なら手数料の90%返金、

1か月以内なら50%返金、

3か月以内なら30%返金

とかそんな感じ。

で、3か月過ぎたら返金がなくなる契約なので、

次の転職を奨励してくる会社もあるそうです。

看護師を次から次へ“転売”すれば

売り上げが増える計算になるもんね。

看護師に祝い金10万円とか転職支援金20万円を渡しても

転職サイトにはちゃんと利益が上がる仕組み。

 

さらに、最近は医療機関に対しては

明朗会計にしている転職サイトも出てきています。

正社員なら80万円とか、60万円とか。

 

要するに価格競争。

赤字にならないように、

仕入れを増やして取引(=わたしたちの転職)が増えれば

ドンドン安くしても利益が出るということになります。

そんな会社も出てきてるんです。

 

だからそこで安物のナース(=コモディティ)に

ならないようにすることが

大切だと思うんです。

 

誤解しないでほしいのですが、

転職サイトを否定しているわけではありません。

自力で転職活動しようとするとかなり大変です。

まして現在の仕事をしつつ、

準備するのは現実的ではありません。

 

仕組みを理解した上で

転職サイトを利用することが大切だと

思うんです。

 

振り回されないためにもね。

 

わたし自身、振り回されそうになった

その後の展開は次の機会に。

 

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