職務経歴書を作ってみる
こんにちは! 医療カイゼン委員会です。
さて、
皆さん「職務経歴書」ってご存知ですか?
一般企業では当たり前となっています。
一般企業で転職する場合には
履歴書に加えて、
職務経歴書を一緒に送ります。
ナースの分野でも
徐々に広がってきています。
さて、
職務経歴書はなぜ必要なのでしょうか?
そもそも履歴書だけでは
“どこの病院に何年いたか”
ということしかわかりません。
“あなたにどんなスキルがあるのか”
“あなたがどんな経験をしたのか”
あなたのキャリアをアピールできるのが
職務経歴書なのです。
もしあなたが
【救命救急センターに勤務していた場合】
○業務内容
2005年4月~2008年3月救急救命センター
重度外傷・心肺停止蘇生後・敗血症性ショック、
脳血管障害、心不全・急性冠動脈疾患等
病態に応じた迅速な救命技術、トリアージ。
また、患者やその家族への介入および支援
○実績
業務改善として
薬剤・材料の定数・定住所化による物品管理、
在庫の視える化を実行しました。
【手術室に勤務していた場合】
○業務内容
2005年4月~2008年3月手術室
一般外科、整形外科、産婦人科etcの手術を担当。
直接介助、間接介助を通して
清潔操作、外科処置について修得。
安全管理(体温・体位管理、手術機材の適切な管理など)。
周手術期における継続看護の実践しました。
○実績
新人指導を担当するとともに
業務内容をマニュアル化し、
直接介助業務の平準化を行いました。
などなど。
さて、
院内の委員会などの看護業務以外の仕事を
ふられることってありませんか?
イヤイヤ出でたりすること
ありませんか?
でも、もし任命されたのなら
イヤイヤ出てたらモッタイナイです。
なぜならあなたのキャリアになるからです。
例えば、
感染対策委員会のコアナースになった場合を
考えてみましょう。
適当に前任者の資料とか、
ネットでググったりして
お茶を濁すこともできるかもしれません。
けど、結局それだけ。
一方、
これを良い機会と考えて
きちんと前向きに勉強して、
発表できた姿を思い浮かべてみましょう。
そうすると職務経歴書には
○実績
感染対策委員会のコアナースとして
手指衛生の重要性を啓蒙活動に従事しました。
定期的に勉強会を開催し、スタッフに周知徹底。
手指衛生の実施回数の調査を行い、
結果をデータ化し、
それを病院全体にフィードバックしました。
と書くことができます。
書けると同時に、
あなた自身の中の裏付けとして
その体験が自信につながります。
やっつけ仕事で時間を浪費。
はたまた
自分の履歴書にキチンと書ける仕事。
どちらがあなた自身にとって
プラスになるでしょうか?
あなたが今までどういう部署で働いてきたのか
一目でわかり、自分の強み、弱みを
認識する手段になります。
そしてせっかくですから
今まであなたが受講した研修資料や
あなたの書いたレポートを
ファイルして整理することをおススメします。
転職しなくても、
転職する気がなくても、
履歴書、職務経歴書をワードにまとめておくのは
必ずあなたの役に立ちます。
自分のキャリアに
自信を持つことができ、
同時に課題を見つけることができますよ!