看護師サバイバル日記

元・万年主任が看護師の自己啓発、スキルアップそしてサバイバルについてホンネで語ることを目的にしたブログです

ボス・マネジメント!

こんにちは!医療カイゼン委員会です!

 

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毎日暑い日が続きますね!!

梅雨も明けて、さっそく猛暑猛暑。

ちょっとバテ気味で、モチベーションも下がりそうですが、

元気の出る動画を見つけました。

こんなときこそどうぞ。

 


笑いと快感 | 高須 光聖 | TEDxTokyo

 

さて、このブログは以前にも書いたように

数名の仲間とともに話したり、相談したり、

叱咤激励し合ったりした内容を、

看護師になって約30年のわたしがまとめています。

 

iryokaizencommittee.hatenablog.com

 

先日ヘコんだ話を紹介します。

わたしは外来部門で放射線と救急外来を担当しています。

一緒に担当していた5年目ナースが相談に来ました。

1歳のお子様連れの若いママが経鼻内視鏡検査をすることに。

でも、お子さんを預けられる人はいないとのこと。

「主治医から検査中はベビーカーのお子さんを見てあげてと言われましたけどいいですよね?」って。

わたしは「イイんじゃないかな」ってつい答えてしまいました。

 

検査当日、看護師長からネチネチお小言。

「なんで勝手にそんなの受けるの」

「何かあったら責任取りなさいよ」

「人の配置だって変えなきゃいけないでしょ」などなど。

そりゃね、わたしだってCF(大腸内視鏡検査)なら考えましたよ。

だけどGIFだし、ウチの先生なら15分もかからないから。

良かれと思ったのに。。。

 

で、この話を医療カイゼン委員会のメンバーに話したところ、

ダメ出しされました。

「たぶんその看護師長は現場を分かっていない。

だけど、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)は大事だし、

報告しとくだけでよかったのでは」

「そういう人に限ってメンツとかこだわる師長さんだったんじゃないかな」

言われてみれば、たしかにそうだったかもしれません。

 

 

一方、メンバーの開業医の先生は、違う見方。

「これからの時代お子様連れの患者さんは増えるし、

若いお母さんたちの患者さんの検査や治療は増えるだろうから、

患者サービスという面ではそこは積極的にウェルカムでしょ」

「殿様商売的な病院は生き残れないよ」

わたしの対応に好意的でした。

 

いずれにしても、

医療カイゼン委員会のメンバーはいろいろな視点で

失敗したことを次の経験に活かせるようアドバイスしてくれます。

 

この若い患者さんには希望に沿った医療を提供できました。

しかし、今回はこれまでになかった事例に対して、

上司に報告せず、問題ないと自己判断して、

進めてしまったことが問題でした。

組織に属する以上は上司に確認しておくことが必要でした。

経鼻内視鏡なら10-15分くらいですから」と前置きした上で

「ベビーカーの赤ちゃんと患者さんを一緒に観察できること」をアピール。

さらに「鎮静をするわけではないし」と念押しして、

現場をイメージできない上司にこと細かく説明していれば、

想定外の対応を面倒くさがる上司でも、

断れないように上手く持って行けたし、

嫌な思いをせずに仕事を進められたと思います。

 

万が一、何かトラブった場合でも

(ほんとうに万一ですが)

報告・連絡・相談しておけば

リスクヘッジになります。 

 

このTEDで高須さんが言っていたように

イヤな経験も挫折もぜーんぶ笑いのフリだと思うようにします。

成長や学びの糧になるって思えば乗り越えられるから。

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