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看護師サバイバルマニュアル

看護師の自己啓発、スキルアップをホンネで語ることを目的にしたサイトです

はじめの一歩はジェネラリスト!

新人ナース 新人看護師 心得

こんにちは! 医療カイゼン委員会です。

前回は、ナースの進む4つの進路についてお話ししました。

 

・ジェネラリスト

スペシャリスト

・管理者

・教育者・研究者

 

この4つの道って、それぞれ交差することはないのでしょうか?

まったく別の進路になるのでしょうか?

 

前回のエントリに書いた通り、

4つの進路の境界ははっきりしていない、と考えています。

 

認定看護師を取得したら本当にスペシャリストなのでしょうか?

これは私の専門ではないから、って取り付く島のない対応の人だったら。。。

そんな人いませんか?

 

手術室にずっと勤務。

認定看護師は取っていないけれど、直接介助や間接介助もバッチリ。

オペも回せるし、外科系Drと麻酔科Drの間もうまく取り持ったり、

緊急手術の手配もちゃっちゃとこなしていたり。

そういうナースはジェネラリスト?

それともスペシャリスト?

 

例えば、眼科専門の病院に勤務している場合。

患者さんから相談されるのは眼のことだけとは限りません。

糖尿病性網膜症を踏まえ、

病態生理も理解して血糖コントロール、食事療法、運動療法、薬物療法

ほかにも血圧のこと、腰が痛い、肩が痛い、etc。

いろいろな症状についても尋ねられるでしょう。

ご高齢で合併症のある方はたくさんいらっしゃいますので。

内科疾患のことを相談されて、

「うちは眼科専門なのでここではわかりません」と言ってしまうナースは

はたしてスペシャリスト?

「(仮にわからなくても)ちょっと調べてみますね」

と答えられるナースはジェネラリストそれともスペシャリスト?

 

わたしはジェネラリストだから専門的なことはわかりません、というのも。。。

 

その状況で自分にできることは何か。

 

そういうときこそ

「当院には専門のナースがいますから」

とジェネラリストからスペシャリストにタイミング良く相談できること。

例えばストーマの場合、

周辺にびらんが起きてから

創傷・オストミー・失禁(WOC)看護認定看護師に相談しては

後手に回ってしまいます。

ですからタイミング良くコンサルトすることが大切になります。

 

さて、

あなたの病棟に新人ナースが入ってきました。

あなたがプリセプターになったら、

土台としてジェネラリストであることが求められます。

同時に指導者・教育者としての役割も身につけていかなければなりません。

ですからジェネラリストでありつつ、

教育者としても成長していかなければならないのです。

 

病棟でリーダーをする場合、

あなたはジェネラリストでありつつ、

リーダーシップを発揮して、

管理者としての役割の一部を担うことになります。

 

今はチーム医療の時代。

多職種連携も必要とされています。

そこで「やりたいことしかしません!」なんて言っちゃう人って

他者からはどんな風に見られてしまうのか想像してみましょう。

チーム全体のことを考えない個人プレーと思われてしまいます。

 

結局、みんながジェネラリストでありつつ、

あるときは看護師という専門職としての自覚を持ち、

ときに教育者の役割も担い、

管理者の視点を持ち看護実践していくことが大切です。

 

状況に応じていろいろな役割を果たさなければなりません。

 

あなたがどのキャリアデザインを選んだとしても

基本的にはすべての役割をバランス良く、柔軟に果たせるようになると

どこの部署でもどこの施設でも

“あなたがいないと困るわ”と言ってもらえる人財になれるでしょう。

 

「看護独自の機能」の質を向上していくためには、

専門性の高いスペシャリストの活躍は今後ますます期待されています。

加えて重要なのは

スペシャリストにタイミングよく相談できる

優れたジェネラリストの存在です。               

 

ですから、新人ナースの皆さんは

まず優れたジェネラリストになり、

スペシャリストと協働できる看護師を目指してください!!

 

一人ひとりのジェネラリストが優れていれば、

看護の質は一定に保たれます!!

そして、スペシャリストと協働することで

更にもっと看護の質を向上させることができます!!

 

最後に、ジェネラリストとスペシャリストについて、

2007年日本看護協会の文献をご紹介しましょう。

「看護にかかわる主要な用語の解説~概念的定義・歴史的変遷・社会的文脈」

https://www.nurse.or.jp/home/publication/pdf/2007/yougokaisetu.pdf#search='%E7%9C%8B%E8%AD%B7%E3%81%AB%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%82%8F%E3%82%8B%E4%B8%BB%E8%A6%81%E3%81%AA%E7%94%A8%E8%AA%9E%E3%81%AE%E8%A7%A3%E8%AA%AC'

 

・看護職におけるジェネラリストとスペシャリスト

専門職としての看護の役割は、変化する社会のニーズに応じて年々拡大する傾向にあり、役割の多様化に対応するためにも、看護職の中での役割分担の明確化が求められる。

「専門職としての独自性」を高めるには、これまでも看護教育の充実、医師をはじめとする他の職種との役割分担の明確化、クリニカルラダーの活用等さまざまな努力がなされてきたが、これは看護職すべてに求められる、いわばジェネラリストとしての努力である。看護職におけるジェネラリストには、特定の看護領域を持たず、幅広い知識と技術を身につけ、どのような対象に対しても看護独自の機能を発揮できることが求められる。看護職の中での専門分化は、このジェネラリストの存在があって初めて可能となる。

一方で専門職としての実践レベルを向上するためには、現場で看護ケアの質を高め、役割モデルとなるスペシャリストの育成を推進することが不可欠である。専門領域の分化が進むにつれて、ジェネラリストの存在意義はより高まり、スペシャリストの役割も明確化される。

 

 

 

 

 

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