看護師サバイバルマニュアル

万年主任が看護師の自己啓発、スキルアップについてホンネで語ることを目的にしたサイトです

看護師に必要な3つのスキル

こんにちは! 医療カイゼン委員会です。

 

ナースとしての“スキル”を考えてみましょう。

 

① テクニカル・スキル

② ヒューマン・スキル

③ コンセプチュアル・スキル

 

の3つに分けて考えてみるとわかりやすいです。

 

ハーバード大学の教授であるロバート・カッツ教授の考えた分類を看護実践に置き換えてみました。

 

① テクニカル・スキル(業務遂行能力)

基礎看護技術の習得があってそれを積み重ねることで看護実践能力が高まります。

看護をする上で必要な知識や技術です。

医療現場において、知識・技術がなくては何も始まりません。

看護師免許を持ってても、採血できないし、点滴できないし、バイタルチェックも今一つ、病気についてもよくわからないでは、患者さんからもドクターからも同僚からも信頼を得ることができません。

とにかく経験して、できるようになること!

技術を磨いて、どんな状況でも対応できるようになることです。

まずは、自部署の業務の特殊性を学び、それにあった基礎看護技術を身に着けることが大切です。

外科系なら術前オリエンテーション、手術直後の観察、術後のドレーン管理、離床の援助などなど。

身につけるべき技術はたくさんあります。

目的・根拠を明確にしながらひとつひとつ身につけていくことが重要です。

なんとなく作業をするのではなく、考えながら看護をしていきましょう。

そうすることでテクニカル・スキルはレベルアップします。

特別な発明がいるわけではません。

日々の積み重ねです。

 

② ヒューマン・スキル(対人関係能力)

テクニカル・スキルが上がってもそれだけで十分ではありません。看護は人を対象にする仕事です。看護におけるヒューマン・スキルとはコミュニケーション能力ともいえます。患者さんやご家族に対して、何に困っているのか、不安に思っているのかを傾聴し、尊重し、共感すること。患者さんはドクターに対してなかなか訊きたくても訊けなかったり、よく分からないまま戸惑っていたりすることも少なくありません。医師から治療方針についてインフォームド・コンセントが行われる際に、看護師の役割として重要なのは患者さんの代弁者になることです。医師の説明を患者さんやご家族は正しく理解できたのか、不安に思っていることはないのか、またほかの選択肢を望んでいるのではないのか、など表情や言動からアセスメントして、分からないことを補足説明したり、医師に聞きたかったことを再確認したりするなど、適切な医療を受けられるように調整していく能力です。

一方で、医療はチームで行うものです。その際にはナース間はもちろん、ドクターやコメディカルとの良好なコミュニケーションをとることは不可欠です。自分の言い分だけを通すのではなく、相手の意見を尊重しつつ、自分の意見も伝えられるようになりましょう。それが、患者さんにとって最善の医療を提供するという目的の達成につながるのです。

 

③ コンセプチュアル・スキル(概念化能力)

問題に気づき、問題を解決する能力です。

病棟で患者さんの義歯がなくなったことがありました。問題の本質は「義歯」が問題なのではなく、「義歯」がどこでなくなったのか、どこでチェックすれば紛失予防になったのかを掘り下げて考えていくことです。なんとなく口腔ケアをするだけで義歯がいつなくなったのか誰もわからないのです。「入れ歯がなくなった!」と騒ぐだけでは問題の本質は解決していないのです。口腔ケアチェックの際には義歯のある患者さんはすべて義歯の有無をチェックし、経過表や看護指示にチェックするなど、解決策をカンファレンスなどで解決していくことです。日々の看護業務において、そこに問題はないのかを常に意識することです。自分のタイムスケジュール通りに流れ作業的に業務をこなすだけでなく、ひとつひとつの業務に問題意識をもつ能力なのです。

 

このブログの目的は皆さんのスキルアップの役に立てていただけると同時に、わたしたち自身の考えの整理のためにもなるように、と考えています。

 

この3つのスキルを意識してみてください。

3つのスキルは同時に習得していくことも可能です。

看護師としての能力が磨かれていくのです。

春には後輩ナースたちが入職してきます。

後輩ナースたちに憧れられるような看護師に成長していきましょう。

 

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