看護師サバイバル日記

元・万年主任が看護師の自己啓発、スキルアップそしてサバイバルについてホンネで語ることを目的にしたブログです

知ってる方がカッコいい!

こんにちは! 医療カイゼン委員会です。

 

前回、前々回のエントリでテーマにした

院内感染予防対策やアウトブレイク

 

後輩が勉強会で発表した際に、

1年生ナースに質問されました。

 

「CDCって何ですか?」

シンプルだけど結構核心の質問です。

 

言葉の定義とか略語の意味を知らずに

ついつい使っちゃうことって

少なくありません。

 

CDCガイドラインって

感染を専門にするナースが良く使いますが

CDCって何の略か

答えられますか?

 

CDCというのは

米国疾病予防管理センターのことで

Communicable Disease Centerとして

設立されましたが、

現在は

Center for Disease Control and Prevention

正式名称になっています。

 

ですが、現在もCDCと呼ばれています。

(正式に認められた略称だそうです

アメリカジョージア州アトランタにあります。

疫学的に、

国内外で発生する病気、アウトブレイクなどの

緊急事態に備えて24時間体制で監視、対応しています。

 

もう一つ

よく出てくる言葉に

サーベイランスがあります。

 

サーベイランスの定義とは

体系立てて継続的に発生情報を収集し、

それらを分析して、

疾病蔓延の予防と対策に役立てることです。

 

普通の統計調査と異なるのは、

サーベイランスではデータの突然の変化を見つけ、

すなわちアウトブレイクを察知し、

対応することが目的になります。

それらの情報を

介入する当事者と共有することまでを含むのです。

 

CDCの報告書は、

疫学調査サーベイランスの結果から

得られたエビデンスに基づいて

発表されており、

これがグローバルスタンダートと考えられています。

それをもとに日本をはじめ各国で

CDCガイドラインとして

活用されているのです。

 

人が動くと感染が動くので

国境を越えた感染対策が必要な時代となりました。

 

なんてことを

知らないよりも

サラリと知ってる方がカッコいい!

って思いませんか?

 

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