待遇(給与)提示、そして転職へ
こんにちは! 医療カイゼン委員会です。
このエントリは連載ものです。
今回はアラフィフナースの転職活動の第4話です。
お陰様をもちまして、
無事にAクリニック、Bクリニックともに
内定を頂きました。
で、実際のお給料や休暇に関する条件が
それぞれの転職サイト経由で送られてきました。
これをプリントして当委員会メンバー集合です。
○Aクリニック
(のんびりな反面、雑然とした印象)
・基本給 13万円
・資格手当4万円
・奨励手当12万円
計29万円
ボーナス40万円(基本給3か月)/年
完全週休2日、日祝休
年収388万円
○Bクリニック
(ビシッとしていたが、ナース一斉退職)
・基本給 28万円
・特別手当3万円
・資格手当4万円
・住宅手当2万円
計37万円
ボーナス84万円(基本給3.3か月)/年
年収528万円
週休1.5日
年間で比較するとAクリニックより
26日分休みが少ない
どちらも本体病院があっての分院で
業務内容は健診中心。
基本、定時の仕事。
二つの条件いかがでしょうか!?
休みを取るか給与を取るか?
二者択一。
さらに深堀りしてみましょう。
Aクリニック
ボーナスは3か月分ということですが、
パッと見を良くしてる。
奨励手当で月給総額は良くしてありますが、
基本給を低く設定して、ボーナスを高めに魅せる。
こういう手法って珍しくないそうです。
でもね、
もし仮に次の転職する可能性を考えると、
前職の基本給として13万円という記録が残るのは
好ましくないと思います。
「前職の給与明細を見せてください」と言われて、
“基本給13万円で雇われていた人”と
ちょっと安く見られそうでコワイ。
ちなみに、
年金など社会保険料は基本給ではなく、
総支給額によって決まってくるので、
基本給を低くするのは純粋にボーナス3か月分!
という印象を良くする目的みたい。
もう一点、Aクリニックではありませんでしたが、
Bクリニックでは現職の給与明細提示を依頼されました。
で、コピーを提出したところ、特別手当として上乗せして
少しでも前職の給与に近づくように
今回の待遇を提案してくれたのです。
Aクリニックは
できれば1月から出勤してほしいとのこと。
でなければもう一人を採用するとのこと。
天秤にかけられてる感。
Bクリニック
ポイントは“ナースの一斉退職”。
何か(ブラックな風土)が
あるかもしれない、という悲観論。
と、
新規開業のクリニックと同じで
人間関係ゼロからスタートできるかも、という
楽観的意見が出ました。
(院内見学に案内してくれたナースに
もっと突っ込んで訊いておけばよかった)
それにしても経験の評価と
額面140万円/年の差は大きいですね。
休みが少なくても
定時で帰れるというのも
わたしにとってはとても魅力。
(今の病院ではあり得ないこと)
以上のことを話し合いながらも
医療カイゼン委員会のメンバーたちからは
総額はともかく、基本給13万円は
いずれにしてもリスキーとの共通意見。
今の職場をすぐに退職できないことを
理由にAクリニックは辞退。
Bクリニックに決めました。
転職サイトの“わたし”という商品の売買仮契約が成立です。
さて、看護局長にも正式に辞意を伝えてきました。
今回の転職活動は約2か月半で終了。
それなりに長く感じました。
来春の転居と新生活に向けて不安と期待を胸に
20年にわたる病院勤務をきっちりクロージングしていきます。