看護師サバイバルマニュアル

万年主任が看護師の自己啓発、スキルアップについてホンネで語ることを目的にしたサイトです

2年目ナースのリアルな転職話

こんにちは! 医療カイゼン委員会です。

 

忘年会シーズン真っ只中ですが、

今回はちょっとマジメなお話。

 

医療カイゼン委員会メンバーの

開業医A先生の実話を元に。

 

看護師の求人を出したところ、

卒後2年目ナースBさんから応募。

(転職斡旋とかではなく本人からの応募)

野戦病院と言われる市民病院で1年勤務して、

疲弊したため退職。

クリニックで日勤希望とのこと。

 

ちなみに、このBさん、看護学生時代に

家族の付添で何度もA先生のクリニックに来院しており、

職場の雰囲気も知っていたというのが応募動機。

 

A先生の方も、ご家族を連れてきていた

看護学生時代のBさんを覚えていました。

(国試の前には励まして声をかけた記憶も)

 

で、面接は

「1年間、第一線病院でよく頑張ったね、

 経験は積めましたか?」

「ハイ」

なんてやり取りを経て、即採用。

 

ところが、入職後。

採血、点滴全くもってヘタっぴ。

挙句の果てに、

患者さんの前で、

「針のキレがイマイチなんですよね」

なんてモノに責任転嫁してしまうことも。

 

その患者さんが、A先生に

「悪い針ってあるんですか?」

なんて質問するから

まさに負のスパイラル

 

なかには、そのBさんのせいで、

怒り出す患者さんもいました。

 

加えて、このBさん、変なプライドで、

他のスタッフや受付スタッフに対しては

威張ったりするもんだから

ギスギスした職場環境に。

 

できるフリをしているのに

採血するときにはカーテンを引いて、

周りから見えないようにしたり。

段々隠すようになっちゃって。

 

でもカーテン閉めてるから

周囲の患者さんには目配り、気配りできず、

採血の仕事にかかりっきり。

それでもって時間がかかり過ぎて

ほかの業務が回らなくなり、

他のスタッフがピリピリ、カリカリ。

 

よくよくBさんに聞いてみると、

1年目には、病棟にはいるものの、

なんとなく手技から逃げていて、

その場にいるだけ、見てるだけ、

だったそうです。

で、最後は先輩や上司にも

相手にして貰えないし、

指導もして貰えなかった様子。

(そういうのはなんとなく想像できちゃいますよね)

 

で、そのA先生はどうしたかっていうと。。。

そのクリニックでは採血や点滴は決して多くありません。

なのでBさんに兼業を認めて、週2-3回アルバイトで、

検診センターに勤務してもらったそうです。

 

すると、1年後にはめきめき上達。

採血は自信を持ってできるようになったんですって。

 

このエピソードから言いたいことは、

 

① そのときそのときで経験を積んでいくしかない

② 経験を積むだけでそこそこできるようになる

  (CANは増える)

③ できるようになったこと(CAN)は転職しても活かせる

 

もし1年目のときにBさんが

基礎看護技術を身につけていたら

転職しても特に苦労はしなかったし、

ミエを張ったり、意固地になることも

なかったのではないでしょうか。

(転職しなかった可能性もある)

 

前々回エントリでご紹介した

森本千賀子さんの

『後悔しない社会人1年目の働き方』

“業種・職種を問わず活用できる

「ポータブルスキル(持ち運びできるスキル)」”の大切さ

述べられています。

 

“ポータブルスキルを磨いておくと、

生涯活かせるのはもちろんですが、

いつか

「異分野にキャリアチェンジしたい」

「生き方、働き方を変えたい」

という気持ちが生まれたときも、

転職活動で強い武器として使えます”

と書かれています。

 

このブログでも以前書いた

3つのスキル。

iryokaizencommittee.hatenablog.com

 

 

これさえあれば、

転職先にも持ち運びできます。

これぞまさしくポータブルなスキルです。

 

でもBさんは持っていなかったので、

武器なしで転職してしまいました。

 

資格はあっても

スキルがなければただのイタイ人です。

残酷な現実です。

 

そういう医療従事者って

皆さんの身近にもいませんか?

 

横柄で、ワガママ言う割に、

手術や検査のウデが悪く上手とは言えず、

コミュニケーションさえ

ヘタな優れているとは言えない

白衣を着ているド〇ター。

 

例えば、

もしあなたが、

老健に転職したとき、

(資格のおかげでいきなり施設長になることも

 珍しくありません)

3つのスキルがないと

イタイ人、イタイ上司になってしまいます。

 

 

ナースが良いDr、そうでないDrを知っているように。

 

ベテランの介護士さんたちには

見破られます。

 

だからあなた自身も

資格だけのイタイ人になってしまうリスクを

認識して、“ポータブルスキル”を

増やしていきましょう。

 

そして、“ポータブルスキル”に必要なのは

とにかく“経験”です。

怒られようが、多少イヤな顔をされようが、

“数をこなす”ことが大事です。

 

Bさんも1年採血しまくったら

上手くなりました。

 

新人ナースの皆さんもあと4か月したら、

2年目ナースに進級です。

時間の流れに逆らえません。

 

1コ下の新人ナースに

「さすが!」って言われる2年目ナース

Or

「ほぼほぼわたしたち(=1年目)と同じじゃん」

 って思われる2年目ナース

 

どちらになりたいですか?

 

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