看護師サバイバルマニュアル

万年主任が看護師の自己啓発、スキルアップについてホンネで語ることを目的にしたサイトです

ナースのキャリアデザイン

こんにちは! 医療カイゼン委員会です。

 

新人ナースの皆さん!

自分自身の将来にはどんなイメージを持っていますか。

最後にどうなっていたいか

ちょっとイメージするだけで

日々の仕事や勉強の取り組み方が変わってきます。

 

各病院でそれぞれコースが設定されている場合もあるでしょうが、

基本的には日本看護協会の分類が分かりやすいと思います。

具体的な進路としては大まかに4つに分かれます。

これは日本看護協会のHPにも出ています。

 

「継続教育の基準 ver.2」

http://www.nurse.or.jp/nursing/education/keizoku/index.html

 

 

  • ジェネラリスト
  • スペシャリスト
  • 管理者
  • 教育者・研究者

 

  • ジェネラリスト

領域に関わらず、24 時間ケアを管理し、

患者に真摯に向き合い最適な看護を志向する実践者。

 

特定の分野・領域において、専門性の高い看護実践を提供する看護職。

保健師助産師。

そして制度化された専門看護師や認定看護師もスペシャリストです。

 

  • 管理者

多様なヘルスケアニーズを持つ個人、家族及び地域住民に対して、

質の高い組織的看護サービスを志向する管理者とされていますが、

つまりはマネジメントできる人です。

自分の部署だけでなく、組織全体を俯瞰して

全体最適を追い続けなければなりません。

まさしくコンセプチュアル・スキルが必要とされます。

 

  • 教育者・研究者

基礎教育・大学院教育を担う看護教員だけでなく

施設内において部門や部署の教

育を担う担当者、新人看護職員研修における

研修・教育担当者・実地指導者、看護学生を指導する

実習指導者なども含まれます。

 

皆さんの将来は、基本的にこの4つの道のいずれかになります。

 

で、この中で大切なポイントは

ジェネラリストがすべての土台になる!っていうことです。

ジェネラリストとしてしっかりしていれば、

どんな場所でも働き続けることができます。

 

スペシャリストになるのはとても素晴らしいことですが、

ジェネラリストとして自律することは必要不可欠です。

 

自分の立ち位置を見据えて対処していかないと、

その分野しか知らない残念なナースになってしまいます。

言葉は悪いけれど“専門バカ”にならないように気を付けなければ。

 

身近に思い浮かびませんか?

救急車の対応をコールしたら

「それはぼくの分野じゃないです」とか、

「それうちの科じゃないから」とか、言っちゃって、

なーんにも問題解決の手助けしてくれないドクターいませんか?

ヒューマン・スキルコンセプチュアル・スキルも0点です。

 

一方で、自分の専門でない場合でも、

「それならこの科にコンサルトしてみたら」とか、

「この先生に相談をしてみよう」とか、

次の一手を教えてくれるドクターは頼りになりますよね。

それと一緒で、

自分の専門分野しかみれないスペシャリストには

なりたくないですよね。

 

 

転職するにしても、

パートで働くにしても、

いろいろスポット的に働く場合でも

ジェネラリストであることが必要とされます。

 

例えば、

老健施設で働く場合にもジェネラリストであることは必要不可欠です。

さらに高齢者看護特有の知識も押さえ専門性を高めていかなければなりません。

 

以前、ある医療従事者が

「採血できないナースや、血を見るのが嫌なナースは老健に行けばよい」

といった(とても乱暴な!)意見を聞いて呆れたことがあります。

が、老健こそ高齢者が相手なので転倒、転落、感染の拡大、急変etc

何が起こるかわかりません!

ですから、

ジェネラリストとして対応ができないと

老健で働くナースの存在意義が問われてしまいます。

(介護士さんとの違いがないとそこにいる意味がなくなってしまいます)

この場合は

テクニカル・スキル、

ヒューマン・スキル、

コンセプチュアル・スキル

3つのスキルすべてが求められるのです。

 

基礎看護技術を含めたテクニカル・スキルは、

とにかく徹底的に実践して経験を積むことです。

自転車と同じ!

一旦、乗り方を覚えてしまえば何年か離れていてもすぐに勘が戻ります。

まず“やりまくる”ことです。

そしてそれに伴ってヒューマン・スキルコンセプチュアル・スキル

意識しながら成長していきましょう。

「知りません」

「できません」

「聞いてません」

「わかりません」なんてネガティブ言葉は使わないで!

 

「どうやったら目の前にある課題を解決できるか」を考えられる人こそが、

自律した看護師なのです。

 

教育・研究に行く場合もそうです。

現場を知らずに教科書に沿った指導しかできないとなかなかイタイです。

現場で起こる様々な課題を経験した上で、

それを理論立てて指導できて、

教育者としての価値があるのではないでしょうか?

 

臨床に即したこと、もちろんピンチに直面した場合の対応法など含めて

現場の面白さ、醍醐味をパッションを持って伝えることが

教育者には必要なのです。

 

管理でも、ジェネラリストとしての能力がないとタイヘン。

(管理される側も大変なことになります)

現場を知らない管理者になればなるほど

トンチンカンな(現場に即さない)指示を出してくる管理者って

枚挙にいとまがないです。

 

全体を見渡して、

人が足りないときやピンチのときに

サッとその業務に入って役割を采配できる看護師長や主任。

カッコ良いです。

一般企業でもプレイングマネージャーが求められています。

現場を見ることなく、現場に出ることなく、看護局の机に座って

指示を出すだけでは問題は見えてきません。

 

 

いずれの道に行くしても、

ジェネラリストであることは大切です。

 

以前のエントリで書いた3つのスキルを意識しながら

ジェネラリストとして一人前に自律しましょう!

 

 

 

そうすれば、どんなときにも自信をもって

対応できるようになります。

 

ところで今回の4つの道は

あくまで大まかな分類であり、

それぞれの境界線がはっきりしているわけではありません。

そこは次回のテーマにしたいと思います。

 

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